子育て支援プログラム

『みんなの学校』上映会を実施しました

投稿日  2021年07月26日

すくすくプログラム 保護者対象プログラム

 令和3年7月10日(土)に本園遊戯室にて映画『みんなの学校』上映会を実施し、在園児の保護者、いつもお世話になっている療育機関の先生方や利用者の方々と立田幼稚園の全ての教師がこの映画を視聴しました。午前の部と午後の部の2回上映し観客数を制限する等の感染症対策をしながらの上映会となりました。
 この映画はドキュメンタリーで、「すべての子どもに居場所がある学校を作りたい。」という理念のもと2006年に開校した大阪市立大空小学校が舞台です。「不登校ゼロ」を目指し、児童、教師、保護者、地域の人々のみんなで力を合わせて作り上げてきたこの小学校では、特別支援が必要な子どもも気持ちのコントロールが難しい子どもも、みんなが同じクラスで学んでいます。
 今年2月の熊本県私立幼稚園PTA連合会の研修大会において、大空小学校の初代の校長先生であった木村先生のご講演があり、この映画が紹介されました。心に沁みる木村先生のお話を聴き、研修に参加した保護者と教職員が「ぜひこの映画を観てみたい。多くの人に観て欲しい。」と感じたことが、立田幼稚園の保護者向け「すくすくプログラム」と立田幼稚園保護者会 太陽の会の「さんさん広場」の共催として上映会を実施することとなったきっかけでした。

 準備を進め皆様にご案内しようとした矢先に、熊本県内でも新型コロナウイルス感染症が急拡大して「まん延防止等重点措置」が発出されたため、一旦計画を中止しました。感染状況が落ち着いたのを見計らって実施まで漕ぎ着けたと思ったら、今度は前日から大雨。開催できるか再び心配する状況となってしまいましたが、当日午前中に少しずつ雨が落ち着いてきて無事に開催することができました。
 新型コロナウイルス感染症のことを考えると、このような行事を実施することへの迷いもありましたが、参加者一人ひとりがそれぞれの子ども達との関わりについて深く考える大切な時間となったようで、実施して良かったのだと安堵しているところです。映写会の開催に賛同し、後押しして下さった全ての皆様に感謝申し上げます。
 私達教師も、この映画を通して感じたことを忘れずに、子ども達との関わりを見つめ直して進んでいきたいと思います。

© 2017 Tatsuda kindergarten.